我が家の軌跡<奇跡> 54
摘便は、父を横向きにして、倒れないようにクッションなどで支えて、父の背後から左手でお腹の石のような塊を探り、肛門に向かって押して右手で受けて一塊りづつ指で掻き出す、の繰り返しでお腹の塊が触らなくなれば全部出たという事。父に手ほどき(石垣のように腸に連なっている塊の触り方、少しづつ指で押す押し方)を受けながら、やったけど、全部は出せなかった。まだまだだなぁと言われたが、少しは楽になったようで嬉しそうだった。
それからは毎日の膀胱洗浄と摘便は、母が退院するまで行い、なんとか我が家の危機を乗り越えた。
母の胃ポリープは、一部が癌化していたとの生検結果だった。
2019年10月25日 (金)
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